映画初心者サラリーマンの記録

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【なんだこりゃ】新解釈・三國志【酷評】

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銀魂』、『勇者ヨシヒコ』、『今日から俺は!』等、


数々の作品を世に出してきた福田雄一監督による


「新解釈・三國志」を観たので、感想を書いていきたいと思います。

 

 


■率直な感想

退屈でした。

そもそも三国志の知識があんまりないのですが、
そこを考慮しなくてもしんどかったですね。

 

ぶっちゃけてしまうと

私は福田監督作品にいまいちハマれなかった人間です。

 

なんでそもそも観たんだよ!

妻に勧められたからです(笑)

 

福田監督のギャグは
勇者ヨシヒコの様な30分程度のドラマなら良いのですが、

1時間を超えるような映画には向いてない

と、再認識しました。

 

オンとオフの切り替えがなさすぎるが故に、

「あと1時間以上、このテンションを観なきゃいけないの!?」

という気持ちで観てしまうんですよね…


■なぜ酷評なのか

福田組と言われる俳優陣をほぼ結集させたといっていいくらい豪華でした。

まさにFCU(フクダシネマティックユニバース)

 

しかし、なぜそんな豪華キャスト陣を迎えてこのような酷評を生んでしまったのか?

本作を観た後に考えてました。


・盛り上がりどころがわからない

レビューサイトで散見したのが

「全然戦わないじゃん」

 

たしかに、バトルしないんですよね。

もっと言うと

盛り上がりどころがわかりにくい、メリハリがない。

 

例えば『キングダム』では

 

親友との出会い→特訓→親友の喪失→仲間集め→巨悪に立ち向かう

 

というストーリーにメリハリがあって、
尚且つ、各キャスト陣に見せ場があるからこそ盛り上がったわけです。

 

しかし、本作はどこに向かっていこうとしているのか分かりにくい。

 

それだけでなく、
終始ふざけてたテンションで進行していくのでメリハリがないのです。

 

100歩譲って爆笑するレベルの笑いであればまた違ったかもしれませんが
そこもまた中途半端なのです。


・焼き増しのギャグ

本作に限ったことではないのですが、

福田監督のギャグってどの作品でも同じテンションなんですよね。

 

何かと大声だして面白い風に見せるっていうのが下品というか、
目立ちたがりの男子高生を観てるような気持ちになるんですよね。

 

もちろん、笑えるシーンはあるのですが
あくまでも「ムロツヨシがやってるから面白い」等、
俳優任せのギャグであってギャグそのものが面白いわけじゃない。

 

「この俳優にこれを言わせるから面白い!」って言うよりは

「この俳優に任せておけば面白くなるはず

という印象が拭えなかったですね。


■まとめ

笑いを取るならそこに注力するべきだし、

仮にも三国志なら三国志の良さもきちんと伝わる様な構成にすべきだったと思います。

期待値が高かったがために非常に残念でした。